八幡「うおっ、どうしたんだお前・・・その怪我」 


沙希(比企谷があたしの眼帯を見て驚く) 



沙希「別に・・・階段で転んだだけ」
 


八幡「・・・そうか、その、大丈夫なのか?」 


沙希「・・・2、3日で治るってさ」 


沙希(こいつが心配してくれる。それだけで嬉しくなる単純な自分が少し嫌いだし) 


沙希(それでつい素っ気なくしてしまう自分は、大嫌いだ) 


沙希「片目だけで遠近感狂っちゃうから・・・それはちょっと不便かな」 


八幡「遠近感が」 


沙希「うん、遠近感が・・・」 


八幡「・・・?どうした」 


沙希「ほっ」ガバァッ 


八幡「!?」 


沙希「ん」ギュッ 


八幡「!?な、何してんだお前」 


沙希「ん?今ぶつかっちゃった?」ギュースリスリ 


八幡「は!?」 


沙希「いや、遠近感狂ってるから。ちょっと距離感わかんなくてさ」ギュースリスリ 


八幡「!?」

 

沙希「なんか迷惑かけちゃってるならごめんね」ギュースリスリ 


八幡「いや、迷惑・・・ではない・・・というか」 


沙希「んっ」チュッ 


八幡「!?」 


沙希「あれ?また、んっ何かぶつかっちゃって、んっ」チュッチュッチュッ 


沙希(ほっぺだからセーフほっぺだからセーフ) 


八幡「いや、お前、お前な」 


沙希(ほっぺおいしい)チュッチュッ 

 

八幡「・・・・・・ったく」チュッ 


沙希「!?あ、あんた、く、くち、くちに」 


八幡「・・・もう片目も怪我されちゃたまんねぇからな・・・転ばねぇように、ずっとそばにいてやるよ」 


沙希「・・・うん」 


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海老名「っていう同人誌を書いたんだけど」 

 

八幡「よく書けてるなー」ペラッ 


沙希「読むなぁっ!」 


八幡「いや、しかしお前が怪我してるのって何か似合ってるよな」 


沙希「は?あたしが不良だって言いたいの?」 


八幡「それもあるが・・・何というかこう、守りたくなるというか」 


沙希「その同人誌みたいになるからそういうこと言うのやめて」 



終わり


引用元
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1486300661/