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ソードアート・オンライン

【SAO SS】アスナ「キリトくん……凄く気持ちよかったよ//」 (アニメSSブックス)

アインクラッド



クライン「キリ坊なんかやつれてねぇか?」 


キリト「……まあな」 


エギル「顔色悪いぞ?」 


キリト「……そうか」 


リズ「ちょ、ちょっとアンタ、大丈夫なの?」 


キリト「……ああ」

 

クライン「…… 


エギル「…… 


リズ「…… 


キリト「いや、うん……実は皆に相談したいことがあるんだ」 

 

エギル「相談?それで俺達を集めたのか?」 


キリト「ああ、こればっかりは大人の人に聞くのが一番だと思ってな 


クライン(キリトが俺達をというか、人を頼る所なんて初めて見たぜ……よっぽどのことなんだな)ゴクッ 


リズ(キリトがこんなにも弱ってる……私に出来ることがあるなら、力になってあげたい!!)グッ 
 


キリト「アスナが夜になると激しすぎて身体が持たない、助けてくれ」 



クライン「」 


エギル「」 


リズ「」 

 

キリト「どうした皆?ラグってんのか?」 


クライン「……いや、そうじゃなくて……てか、できるのか?SAOで?」 


キリト「ああ、俺も知らなかったんだけどな。倫理コード解除ってのをすれば出来るみたいなんだ。後で教えてやる」 


エギル「まぁこいつに教えたところで使い道があるか疑問だが」 


クライン「おいコラ」 

 

エギル「とりあえず詳しい話を聞こうか」 


リズ「」 

 

キリト「アスナと結婚したことはもう伝えたと思う」 


エギル「ああ、確か今は22層のログハウスに2人で住んでるだよな?」 


キリト「ああ、そうだ」 


エギル「それで……激しすぎるってのは一体?」 


クライン「そ、そんなアブノーマルなプレイしてんのかよお前ら 


リズ(親友と好きな人のプレイ内容なんて聞きたくねぇ……) 

 

キリト「いや、プレイ自体はまぁ普通だと思う。俺が言ってるのは回数なんだ」 


エギル「ほぅ、ちなみに週にどれぐらいのペースでシてるんだ?」 


キリト「今のところ毎日だ」 


クライン「…… 


リズ「…… 


エギル「いや、まぁお前達は付き合ったばかりで歳も歳だからな、そこまで不思議な話でもないだろう」 


キリト「ああ俺もアスナに触れたいと思ってるから毎日する分には構わないんだ」 


クライン(や、やべぇ……俺童貞だからそういうの全然わかんねぇ…) 


リズ(ま、毎晩してるんだ…///) 

 

キリト「俺がキツいと思ってるのは1日にする回数だ」 


エギル「具体的には?」 


キリト「昨日を例に上げれば…… 

 

****************** 


キリト(なんだ?なんか息苦しい……それに何か変な音が


アスナ「キリトくん……ん」

 

キリト「うわ!?」ガバッ 


アスナ「あ、起きちゃった」 


キリト「あ、アスナ!?何して…/// 


アスナ「おはよ、キリトくん」ニコッ 


キリト「お、おはよ……じゃなくて」 


アスナ「"おはようのキス"だよ。嫌だったかな?」シュン 

 

キリト「い、嫌なんかじゃないよ!」 


アスナ「ホント!?じゃあ、嬉しかった?/// 


キリト「//////」ボンッ 


アスナ「……キリトくん?」 


キリト「もちろんう、嬉しかったよ/// 


アスナ「ふふ、よかった。それならこれから毎日してあげるね!」 

 

キリト「ええと/// 


アスナ「キリトくん……キリトくんからも……キスして?」 


キリト「ア、アス…/// 


アスナ「お願い/// 


キリト「」プチン 

 

********** 


キリト「とまぁ、そんな感じで朝から3回ほど」 


リズ(てか、そこの話のくだりはいらなかったでしょ!?)イラッ 


クライン(ただの惚気話じゃねーか!?)イラッ 


エギル「……」アセ 

 

キリト「それでー」 


エギル「キリト」 


キリト「ん?」 


エギル「とりあえず詳しい内容まではいいから回数だけ教えてくれないか?」 


キリト「え、そうか?まぁそれならそこは省くとするか 


クライン・リズ(GJエギル!!

 

キリト「……んで、そんな感じで昼までやって、そのあと昼飯を2人で食べて、食後の1……その後は近くの森まで行って3……帰り際にも2回やって晩飯前の1……それで風呂で2回して夜に5回ほどスターバーストストリームって感じだな」 


エギル「」 


クライン「」 


リズ「」 


キリト「?どうした?またラグってんのか?」 

 

エギル「いや……男として俺はお前を尊敬するぞ、キリト」 


クライン「俺もだ。お前は神だ」 


リズ「」 


キリト「でもさすがに1日に17回はキツくてな 


エギル「単純計算すれば一週間で約120回か……正気の沙汰じゃねぇな」 

 

クライン「ああさすがにそれは、なんか逆に可哀想な気がしてくるな」 


キリト「正直10回越えたあたりから感覚が無くなってるよ」 


エギル「…SAOの世界に痛覚という感覚がないのが幸いしたな」 


クライン「あったらヤバイだろうな」 


キリト「現実世界でもこのペースだったら、さすがに耐久値もたないよな 

 

クライン「でもよ、単純な話じゃねぇか?アスナさんに言えばいいだけのことだろ?"回数減らそう"って」 


キリト「……はぁ」 


エギル「……はぁ」 


クライン「な、なんだよ?」 


エギル「今の発言でお前が童貞であることが分かったぜ」 

 

クライン「な、なにぃ!?」 


エギル「女心ってのは複雑なんだ。男と違って女にとっては特別なもんだからな」 


キリト「エギルの言う通りだ。まぁ俺もそれをつい最近まで分かってなくてな、クラインがさっき言ったように、アスナに言ってしまったことがあるんだ……"回数減らさないか?"って」 


エギル「!!……それは」 


キリト「ああそれを言ってしまった時のことは忘れられない。まさかあんな悲劇を招くことになるなんて…… 


クライン「い、一体何があったんだ?」ゴクッ 


キリト「……あれは、6日前のことだ」 


リズ「」 


****************** 

 

アスナ「はぁはぁ……ふふ///」ニコニコ 


キリト「アスナ…… 


キリト(……もう限界だ


アスナ「キリトくん……凄く気持ちよかったよ// 


キリト「アスナが満足してくれてよかったよそれじゃ今日はこのまま寝ようか」ニコッ 


キリト(寝させてくれ!!もう俺のソードの耐久力が……) 


アスナ「キリトくんもう寝ちゃうの?」ウルウル 


キリト「」ギクッ 

 

アスナ「私はまだ大丈夫だよ?」 


キリト(俺が大丈夫じゃないんです!!


キリト「そ、そうか?でも今日はもう明日もあるんだしそろそろ 


アスナ「私は私はもっとキリトくんに触れてほしい」 


キリト(や、ヤバイ……) 

 

アスナ「は、はしたないよね。でも我慢出来ないの!キリト君のことが好きだから…… 


キリト「ア、アスナ……その……前から思ってたんだけどさ」 


アスナ「え?」 

 

キリト「"回数減らさないか?" 


アスナ「」 

 

キリト(これでいいんだ求めてくるアスナには申し訳ないけど、こんなんじゃ攻略に戻った時大変なことになるだろうし、そもそも俺の身体が持たないし、アスナもきっと分かってくれるはずー


 

アスナ「誰と浮気してるの?」 


キリト「……は?」 

 

アスナ「そうなんだ……そうだったんだ」プルプル 


キリト「え、あの、アスナ……さん?」 


アスナ「だってそういうことでしょ?今までこんなことなかったのに!?私に飽きて他の娘とシてるんでしょ!??」 


キリト「なっ!?」 


キリト(飽きたとかそういうんじゃなくて、ただただ俺の体力がヤバいって話なのに……なんか誤解されてる!?


キリト「浮気なんてするわけないだろ!?急に何を言い出すんだ!」 


アスナ「ねぇどうして?どうして他の娘のこと見るの?私なにかダメだった?私キリトくんのためなら何でもするよ?ねぇどうして?」 


キリト「アアスナ?」ゾクッ 


アスナ「お願いだから捨てないで。私にはキリトくんしかいないの。キリトくんだけなの。私に悪い所があるなら直すから。だからお願いします。私のことを捨てないでください。私のことを愛してください。お願いします。お願いします。お願いします。」 

 

キリト「」 

 

キリト「お、落ち着け!!俺が好きなのはアスナだけだ!!アスナを愛してる!!俺だってアスナだけだ!!」 


キリト(こ、こぇぇ!)ブルブル 


アスナ「!……ホント?」 


キリト「ホントだホント!!浮気なんて考えたことないよ!!」 


アスナ「でも、私とはもう……したくないんでしょ?」ウルウル 


キリト「そんなこと言ってないよ」 

 

アスナ「……でも」 


キリト(……ならば


キリト「俺が"減らそう"って言ったのはアスナの為なんだ!()」キリッ 


アスナ「え?」 


キリト「最近回数もどんどん増えていって……アスナに無理をさせてるんじゃないかってずっと悩んでたんだ……だから俺アスナのことを想って…(大嘘) 


アスナ「……キリトくん/// 

 

キリト「ごめんな?心配かけて、俺はアスナのことを愛してるよ」 


アスナ「キリトくん……よかった……私キリトくんのエリュシデータにスター・スプラッシュ使うところだった 


キリト「アスナ……」ゾクッ 


アスナ「お願いキリトくん……次はジ・イクリプスを使って……私を安心させてね?」 


キリト「」 

 

キリト(今までありがとな俺のエリュシデータ

 

********** 

 

キリト「……… 


エギル「……… 


クライン「……… 


リズ「………」ジトー 


エギル「お前のエリュシデータは…… 


キリト「ああ立派に務めを果たしたよ」 


クライン「……くっ」 


リズ「……… 


キリト「リズ頼みがあるんだ」 


リズ「な、なによ?」 

 

キリト「俺のエリュシデータと同等のモノを鍛えてくれないか」キリ 


リズ「」 

 

エギル「…… 


クライン「…… 


リズ「…… 


キリト「…… 


リズ「私帰っていいかな?」 


キリト「待って!頼む!見捨てないで!?」 

 

リズ「って言われても…… 


リズ(正直、意味わかんないし…) 


キリト「頼むよリズ……このままじゃアスナに捨てられるかもしれないんだよ~」シクシク 


リズ「わ、わかったわよ。何ができるかわからないけど、やれるだけのことはやってみるわ」ハァ 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~ 

 

アスナ「はぁはぁなんか今日のキリトくん……凄いね/// 


キリト「ああ今日はまだまだいけるぜ」キリッ 

 

キリト「アスナ…… 


キリト(いくぜ……ダークリパルサー!

 

キリト「スターバースト・ストリーム!!」 



終わり


引用元
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1412492807/ 

【SAO SS】直葉「全部忘れて諦めてキリトくんを好きになろうと思った!・・・・なのに!それなのにっ・・・」和人「好きって。だってさ、俺たちは・・・」(アニメSSブックス)

直葉「自分の心を裏切った!お兄ちゃんを好きな気持ちを裏切った!」

 

和人「・・・」

 

直葉「全部忘れて諦めてキリトくんを好きになろうと思った!ううん、もうなってたよ!・・・・・・・なのに!それなのにっ・・・」

 

和人(・・・・・・ふむ、興味深いな。捨てたものじゃないな、現実は)

 

和人「好きって。だってさ、俺たちは・・・」

 

直葉「知ってるの。あたしはもう知っているんだよ」

 

和人(な、何を!?・・・・・もしかして、妹モノでよくあるファーストキスは寝てる間にされてましたっていうドキドキ展開か!?良かった!SAOから開放されて本当に良かったよ、サチ!)

 


直葉「あたしとお兄ちゃんはほんとの兄妹じゃない・・・っ!」

 

和人「またまたぁ~」

 

和人(今、スグの胸が揺れてたな)フム

 

直葉「え?」

 

和人「ははっ、いくら超絶お兄ちゃん大しゅきなスグたん・・・じゃなくて、スグでもそういう冗談は良くないぞ」コツン

 

直葉「いたっ・・・・えっ!?えっ!?」アタフタ

 

和人「もちろん。俺もスグは大好きだ。世界一愛している。けど、そういう嘘吐かれるのはキリト的にポイント低いな」

 

直葉「あ、あの・・・お兄ちゃん?えと、お兄ちゃんが剣道を辞めて、あたしを避けるようになったのは・・・・・それを知ったからじゃないの?」

 

和人「え?違うぞ?ただ俺はスグの汗ばむ姿を見てると違う感情が湧いて罪悪感で・・・・・スグは誘導尋問が上手だな」ニコッ

 

直葉「で、でも!なんで今頃になって、あたしに優しくするようになったの!?」

 

和人「SAOでシリカを愛でてたら、愛すべきスグの事も無性に愛でたくなっ・・・・・本当にスグは誘導尋問が上手だな」ニコッ

 

直葉「あ、あのさ?お兄ちゃん・・・?」

 

和人「ん、何だ?」

 

直葉「お兄ちゃんはさっきの全部本音なんだよね?」

 

和人「そうだけど・・・俺、何か変なこと言ったか?」

 

和人(スグの部屋の匂いって、いつ嗅いでも良い匂い。シリカの部屋もこんな匂いするのかな)フム

 

直葉「なんでもない、なんでもない。ちょっとお母さんに電話してみるからさ・・・少しそこで待ってて?暇だからって勝手にALOとか行かないでね」

 

和人「スグのお願いを断るわけないだろ」ニコニコ

 

直葉「うぁわぁ///・・・・も、もうお兄ちゃんってば」


 

ぷるるるー

 

「・・・・あっ!もしもしお母さん?あのさ、ちょっと言いにくい事なんだけどね」

 

「うん、お兄ちゃんとあたしって・・・・・そうそう。やっぱり・・・。うん、繋がってないって事で良いんだよね?」

 

「うん、あああっ!違う!違うの!・・・・い、いや別にお兄ちゃんの事は嫌いじゃないけど・・・うん、うん・・・・・も、もう!からかわないで!」アタフタ

 

「あのさ、少しお兄ちゃんに変わるね?」


 

直葉「お兄ちゃん?お母さんから直接聞いてみて?」

 

和人「スグが慌てた姿は本当に可愛いなぁ」

 

直葉「ぶはっ///・・・・ちょっ!お母さんに!?今の聞こえてないよね!?」

 

「もしもし?うん、そうだよ?・・・へぇ、スグの言ってたの本当なんだ」

 

「え?聞いてないけど・・・ほら、俺ってその頃の記憶全くないし。あー・・・でも薄っすら残ってるかも。いや、やっぱないや」

 

「うーん・・・まぁ別に支障ないし・・・・はいはい。仕事頑張ってね。・・・うん、お土産はカステラがいいな」

 

「んー、はいはーい。それじゃあ」

 

Pi・・・


 

和人「よし、結婚しよう」ダキッ

 

直葉「ふぇ、ふえええっ///!?」


 

終わり


引用元
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1426130986/ 

【SAO SS】シリカ「キリトさんの心の穴を埋めてあげられるのは私だけ……」(アニメSSブックス)

シリカ「キリトさん、またピナが死んじゃったんですけど一緒に復活アイテム取りに行ってくれませんか?」 


キリト(えっ、これでもう今月になって5回目だぞ…… 


シリカ「いいですか……?」 


キリト「あ、あぁ。時間は大丈夫だけど」 


シリカ「やったぁ! ありがとうございます!」ニタァ 


 

翌日 47層 

 

シリカ「うう、ピナごめんね……私がふがいないせいで何度も死なせちゃって」 


キリト「シリカが悪いわけじゃない、ピナは必死に主人をまもろうとしただけだ」ナデリ 


シリカ「き、キリトさん……/// 


キリト(このやりとり何回目だろう) 



シリカ「あ、着きましたね」 


キリト「ピナを蘇らせてやろうな」 


シリカ「はぁ、良かった……キリトさんいつもありがとうございます」 

 

キリト「ピナ良かったな」 


ピナ「きゅぇえええ」 


シリカ「それにしても一度に一個しかとれないってひどいですよね」 


キリト「そうしないとバランスがな」 


シリカ「その割にはこの道結構難易度たかくないですか?」 


キリト「うーん……まぁシリカのレベルじゃソロはすこしきついか」 


キリト「俺ならいつでも手を貸すよ」 


シリカ「わぁ、ありがとうございます!」ギュッ 


キリト「お、おいシリカ…… 


シリカ「す、すいません、ついっ」  ニタァ 


 

その晩 

 

アスナ「ちょっとキリトくん。そこ座って」 


キリト「あ、アスナっ、ただいまー」 


アスナ「座りなさい」 


キリト「は、はい…… 


アスナ「単刀直入にききます。浮気、してるでしょ?」 


キリト「えっ? いやっ!? 全然!?」 


アスナ「嘘。私のスキルなめてるでしょ」 


キリト「…… 


アスナ「今月何回目? あのシリカって子よね?」 


キリト「いや、これは人助けであって、決してアスナの考えているようなことは」 


アスナ「ふぅーん? どうかしら」 

 

キリト「ほんとなんだ。シリカはまぁ、妹分みたいなもので」 


キリト「ビーストテイマー用の貴重なアイテムをとるのに困ってるから付き添っただけ」 


キリト「別にシリカを想ってなわけじゃない! アスナ、信じて」 

 

アスナ「……まぁ、キリトくんがそう必死に言うならそうなのかもしれないけど」 


アスナ「あの子の方はそうは思ってないかも」ギリッ 


アスラ「こうなったらつけあがる前に…… 


キリト「え……ま、まてアスナ! どこへ行くんだ」 


キリト「なぁ一緒にごはんたべよう! 俺アスナの手料理たべたいなー!」 


キリト「あ、あすなーーどこへいくんだアスナーー!!」 

 


アスナ「ここがシリカって子の家ね」 


アスナ「こんな時間だし訪ねるのは変よね?」 


アスナ「まぁいいわ、少しだけ中の様子をうかがいましょ」 


アスナ「私の聞き耳スキル(MAX)でね」 


アスナ「どれどれキリトくんの浮気相手はどーんな子なのかしら」 



ピナ、ごめんね……ピナ……私の勝手で 

   

えへへ……またキリトさんに助けられちゃった、いくら感謝してもしたりないね 


ピナ、えへへ、ピナ 



アスナ「……ふぅん、いい子じゃない」 

 

アスナ「これでちょっと安心かな、我ながら嫉妬深くて駄目な子」 


  

ピナ……ごめ…… 

ミシッ、ベキュっ、  キュェエエエエ  ミシミシッ ベキョッ グシャアア 


ピナ……ごめんね……えへへ、ごめんね 


   

アスナ「? な、なんの音……?」 



ピナ……あぁ、ピナ……どうして 


ええへへへええへへへピナぁ……グチョ、メキョ… 

  

キリトさん、また会いたいよね、ピナ 



アスナ「え…… 

 

アスナ「いまキリトって言った! ていうかさっきから何の音?」 


アスナ「なにかを砕いてすりつぶしてるような…… 



お弁当、つくらなくちゃ…… 


フェザードリラのお肉はよーく煮込まないとね 


キリトさん喜んでくれるかな…… 



アスナ「フェザードリラ……? たしかレアモンスのドラゴンの名前だったような…… 


  

キリトさん、明日たのしみだなぁ……えへへへへ 



アスナ「え! キリトくん明日もこの子と!? ちょっとーどういうことよそれ」 



キリトさん……明日こそ………… 


ピナ、応援してね…… 


でもその前に、えへへ、ちょうどいいね…… 


私ってやっぱりラッキーだよね 



アスナ「なによこの子、ちょっと変。ずっと独り言をぶつぶつ……異常だわ」 


アスナ「とにかくどこの馬の骨とも知らない子にキリトくんは渡さない…… 



さて、仕込みも終わったしそろそろ寝ようかな……おやすみピナ 



アスナ「……ふぁ、私もそろそろ帰って寝ますか。ふふ、キリト君もう寝ちゃってるかな」 



の前に、 


そこにいる方、中で少しだけおはなししませんか? 

 

アスナ「えっ!!」 

 

アスナ「(き、聞き耳スキル!! まさか私以外にこんなものをあげている人がいるなんて!)」 



入ってきてくださいよぉ 


すこしだけでいいんです…… 


お話しましょ? キリトさんのこと 


アスナ「!!」 


アスナ「(なんなのこの子! 一体どういうつもりで)」 


アスナ「(い、いえ、これはいいチャンス。ここで正妻としてガツンと言っておけば……)」 


   

ガチャ 

 

アスナ「おじゃましま~す……ごめんね、夜分遅く」 


シリカ「こんばんは! いつもキリトさんにはお世話になってます!」 


アスナ「(い、いつもですって~~~ッ!)」 

 

アスナ「やっぱりそうなのね。あなたがキリトくんの言ってたシリカって子?」 


シリカ「はい! あなたはアスナさんですよね? 尊敬してます!」 


アスナ「そ、そう? ありがと!」 


シリカ「でもどうしてアスナさんがこんな時間に外に」 


アスナ「…… 


シリカ「いまはキリトさんと同居なさってますよね?」 


アスナ「え、えぇ」 


シリカ「もしかしてケンカですか? それで居づらくなって街をふらふら」 


アスナ「え? あ、うん……まぁ」 


アスナ「(んなわけないでしょうがこのチビっ子がぁ~~! てめぇさえ居なきゃ今頃ベッドでラブラブ中だっつの!)」 

 

シリカ「こんな時間ですし。よければ、朝までウチにいてもいいですよ」 


アスナ「え? そう?」 


アスナ「(あれ? やっぱりいい子?)」 


シリカ「キリトさんについて聞きたいこともありますし! あとお料理スキルが高いんですよね?」 


シリカ「私、女性プレイヤーの知り合いがいないんで、いろいろ教えてほしいな~って…… 


シリカ「だめ、ですか?」 


アスナ「ふーん……そうなんだ。まぁ、いいけど」 


アスナ「(なんだ、いい子じゃない。ごめんね疑っちゃって、テヘ)」 


アスナ「そうね! そういうことならいろいろ教えてあげる!」 


シリカ「わぁ、ありがとうございます!」キャッ 

 

シリカ「……ではお茶いれてきますのですこし腰掛けて待っててください」ニタァ 


 

アスナ「それにしても部屋中いい匂いがこもってるわね」 


アスナ「この肉の香り……なに?」 


シリカ「煮込み途中のフェザーリドラですよ」 


アスナ「え? フェザーリドラってS級の食材としても有名よね?」 


アスナ「ほんとに入手したの? すごーい」 


アスナ「そういえばあなたってビーストテイマーよね? ピナって子を使役してるんでしょ?」 


シリカ「…………お茶です、どうぞ」 


アスナ「見てみたいなー。キリトくんもね、俺もピナほしい! ってずっと言ってるのよ? いただきます」ゴクゴク 


シリカ「そうなんですか、でもピナは私だけのものですので……ふふふ」 



シリカ「あとキリトさんもね」 


アスナ「え? (う……なに、めまいが……)」 

 

シリカ「…… 

 

アスナ「な、なに……これは……あ、意識が…… 


シリカ「おやすみなさい、アスナさん」ニヤニヤニヤニヤ 


アスナ「な……あなた…… 


シリカ「  」ニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤ 


アスナ「ぅ……キリ…………くん……zzzz」 


シリカ「  」ニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤ 

 

ニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤ 

ニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤ 

ニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤ 



シリカ「あ、お久しぶりです~、手はずどおり閃光のアスナを捕獲しました~」 


シリカ「はい、では後はオレンジギルドのみなさんでお好きなようにしてください~」 

 


シリカ「第一の邪魔者はこれで始末できた、と」 


シリカ「次はだれだっけ、鍛冶屋の子だっけ」 


シリカ「もうっ、キリトさんったら、いろんな女の子に手だしちゃって」 


シリカ「だめですよぅ? だからこれは天罰です」 


シリカ「嗚呼……可哀想なキリトさん」 


シリカ「正妻を失って悲しみに暮れるキリトさんの心の穴を埋めてあげられるのは私だけ…… 


シリカ「そうだよね、ピナ……?」 


弁当「…… 



シリカ「えへへ、明日が楽しみ 



終わり


引用元
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1346322497/ 

【SAO SS】「ふふっ、キリト君かわいい。本当にここでやめてもいいの?///」(アニメSSブックス)

数時間前、俺とアスナはある町の広場で合流した。 

明日の未明、近くで発生するというイベントに備えるためだ。 

同じ情報を聞きつけたらしいプレイヤーで、町はどこも混み合っている。 

そこらの店に入って、明日の段取りを話すことにしていたが、内緒の話をするには都合が悪い。 


「どうする? アスナ」 


「ちょっと早いけどチェックインして、部屋で打ち合わせということにしましょう」 


 即断するアスナの横顔には優秀な将官らしい怜悧さが漂う。 

彼女を敬慕するギルドのメンバーは自分の知らないアスナを見知っているのだろうか。 


「じゃあ俺は先に、知合いの店に寄ってきていいか?」 


「ええ。部屋をとっておくから、用件が済んだら連絡して」 

 

宿屋へ着くと、ロビーでくつろいでいたアスナが案内してくれた。 


「ここよ」 


「ありがとう。アスナの部屋はどこなんだ?」 


……ここ」 


「はあ!?」 


「し、しょうがないでしょ! この部屋しか空いてなかったんだから!」 


 アスナは蹴飛ばしそうな勢いでドアを開けて入っていく。 


「何してるの。早く入りなさいよ」 


 内装もしっかりしていて、ちょっと良い部屋のようだ。 


……えっと、これは……ダブルベッドですか?」 


「見ればわかるでしょ」 


 家具屋でしか見たことありません。という言葉は飲み込んでおくことにする。 


 

 夕食にはアスナが弁当を出してくれた。 


 自分の不手際だから寝袋で眠るというアスナをなだめて、 

ベッドに入らせるのは一苦労だった。 


 明かりを落としてからもなかなか寝付けない。 

目を閉じて横になっていれば脳が休まるという話を信じることにした。 

 

「キリト君?」 


「起きてる」 


「眠れない?」 


「大丈夫だ」 


「眠れないんだ」 


「アスナの方こそ、早く寝た方が良い」 


…… 


「おやすみ」 

 

……ねえ」 


…… 


「キリト君」 


……ああ」 


「そんなところで寝られたら、当てつけみたい」 


「ひどいな」 


「だから……こっちに入っていいよ」 


……バカ言うな」 


「何もしないって約束するなら、だけど」 


「そうは言っても…… 


 アスナは向こうを向いてじっとしている。 

 根負けして寝袋を出た。 

 

 ベッドのスプリングがきしむ音がいやに大きく聞こえた。 

こんなところまで忠実に作る必要があるのだろうか。 


「そんなに端っこに寝てたら、落ちるわよ」 


「あ、ああ」 


「おやすみなさい」 


「おやすみ」 


 · 

 · 

 · 


「ほんとに眠っちゃうなんて……バカ」 

 

 ひと寝入りしたくらいだっただろう。 

 はっ、と目が覚めた。 

  

 デュエルの状態になっている。 

 睡眠PKか!? 

  

自分の体の上にマウントポジションを取っている黒い影があった。 

暗くてシルエットにしか見えない。 

  

「誰だ!」 

  

 護身用の短いナイフをすばやく装備し、相手の首元に押しつける。 

一瞬でも目覚めるのが遅かったら殺されていた。 

もはや少しの隙も許されない。 

 

 だがしかし、アスナの様子を確認せずにはいられない。 

眼球だけを動かして、それでも重大な危険だが、見る。 

いない。 


「アスナ! どこにいる!」 


 自分の声の残響が聞こえる。 

 背筋が冷えた。 


「アスナ! 返事をしろ! ……アスナ!」 


 ナイフを握った手が震えだすのを止められない。 

 焦りと恐れが殺意に変わったときだった。 


「落ち着いて、私よ」 


……なぜ、だ」 

 

「ごめんなさい……別に戦おうというのではないの。ナイフ、下げてくれる?」 


 アスナはストレージから何か果物のようなものを取り出した。 


「りんご?」 


「これは合成アイテム。アバターを物理演算でエミュレートされた人体に置き換えるの」 


 くわしく話してくれるつもりらしい。 

 俺は黙って聞いていた。 


「ただし、デュエルの状態でしか効果は発動しない」 


 エフェクト音が聞こえた。 

アスナの言う効果が発動したようだ。 

 

「私たちには……アバターには痛覚が無い。 それは、アバターが数万の骨、筋肉、表皮なんかのオブジェクトで作られた、モデル化された人体だからなの」 

  

「だから、どんな攻撃を受けても、人体が損傷を受けることはない。 骨は骨として定義されたオブジェクトだから、骨折なんかして、その形を失うことはないというわけ」 


「そのモデルに触覚エンジン、温感エンジン、味覚エンジンが上乗せされている」 


「つまり、私たちの触覚は、皮膚にある感覚神経ではなくて、オブジェクト同士の接触判定の結果が、触覚エンジンを介して、直接脳神経に入力されているの」 


 アスナの言っていることがわかってきた。 

 

SAOは、どうしてモデル化されたアバターを使っているんだ。 リソースが足りなかったのか?」 


「いいえ、違うわ。 そうね……例えば、スキルの発動には、特定のモーションが必要でしょう? そのモーションを判定するためには、関節の角度や移動量を判定しなきゃいけない。 でも、人体をそのままエミュレートしたら、関節の角度なんて厳密に定義することができないの」 

  

「何より、アバターは誰かに認識されるための化身というだけじゃなく入力デバイスでもある。 SAOではアバターがシステムとの全てのインターフェイスを担っているの。 このインターフェイスが失われることはあってはならない。 戦闘で腕を負傷して、メニュー操作できないなんてこと、惨いでしょう?」 

  

「だから、アバターは定義済みオブジェクトによって構成されなければならなかった。 そうすることで、絶対の信頼性を担保したの」 


 言っていることはだいたいわかった。 

 だが、何のためにこんな話を、こんなことをする? 

 

「見てて」 


 アスナはいつかの料理で使っていたナイフを取り出すと、りんごの皮をむき始めた。 


「はい、食べてみて」 


 鼻先に差し出された果肉にかぶりつく。 

新鮮なりんごの歯触り、舌触りが心地良い。 

舌と歯の間に唾液がしみ出す感覚がよみがえった。 


 二度、三度とかじるうちに、みずみずしい果汁が垂れてきた。 

 アスナの指が口の端の果汁をなめ取り、 

また彼女の舌がその指をなめる。 


 彼女の口元に見入った。 


「私にも、ちょうだい」 


 唇を吸われた。 

 いや、舌も吸われた。 

  

 そして、止めていた息を吐きながらであろう、かすれ声が聞こえた。 


「あまい」 

 

 ただ、アスナを見上げていた。 

 いま起こったことが理解できない。俺が感じたのはいったい何だったんだ? 


……これ、は…… 


「リアルでしょう? 今の技術なら、エミュレートされた人体は、ほとんど本物と変わらない」 


……この機能は、何のために」 


「たぶん、殴り合いをするため。 拳を打ち込む感触と殴られた痛みが好きな人は少なくない」 


「そんな人が、いるのか」 


「でも、他にも使い道はあるわ」 


……?」 


「キリト君。……この子の方が、ものわかりが良いみたいね」 


「うあっ!」 


 アスナの右手に軽く握られただけなのに、しびれとも寒気ともつかないものが、背中を這い登ってきた。 

 

「ふふっ。キリト君かわいい」 


「よせ、アスナ。……くっ……やめてくれ」 


「うーん? 本当に? 本当にやめて欲しいの?」 


「アスナ、ふざけているのか? さっきだって、お前が殺されたかと…… 


 彼女は平静な調子にもどって言った。 

  

「ごめんなさい、あんなに必死になるなんて思わなくて…… 


「アスナは、わかってない!」 


「え?」 


「必死になって当たり前だ。俺がどれだけアスナを…… 


「私を?」 


「あ……その…… 


…… 


「うっ! く…… 


「やっぱり、この子の方が素直ね」 


 夜は長い。 


 

~~~ 朝 ~~~ 


 チュンチュン 


 チュン 


 目覚めた時には、すっかり陽が昇ってしまっていた。 

 当初の目的だったイベントはすでに過ぎてしまっている。 

 アスナはまだ隣に寝ていた。 


 もう一眠りするか、と思い目を閉じる。 

が、どうもアスナは起きているような気配がする。 

小声で呼んでみた。 

 

「アスナ?」 


 彼女は声を出さず、微かにうなずいて応えた。 

どこか上の空で、元気がない。 


「どうかしたか?」 


……昨日のアイテムね。 材料はそんなに珍しいものじゃないの」 


「だが、あんなものは今まで聞いたことがなかった」 


「そう、なぜ製法が広まらないのか、疑問だった。 でも、わかった気がする」 

 

「どうしてなんだ?」 


「だって……あんなの、虚しいだけじゃない」 


…… 


「リアルのキリト君は、いまもどこか私の知らない遠いところにいて、顔を見ることも、手をつなぐこともできない」 


 こっちへ振り返ったアスナの目がうるんでいた。 


「そうだな。ここに俺の体はない」 


 アスナは耐え難いように苦しげな顔をする。 

  

「でも……ここにいるのは、確かにアスナと俺だ。 俺の心はここにあって、アスナと向き合っている」 


……うん、わかった」 


 涙目だが、笑顔を見せてくれたアスナに、ほっとする。 

  

 同時に、ある決意がわき上がり、固まっていくのを感じた。 

  

「アスナ。三日後の日暮れに、いつか昼寝をしていた木のところへ来てくれないか?」 


「え? いいけど…… 


「くわしくはその時に話すよ」 

 


 あの朝は、チェックアウトの時に一悶着あったのを思い出す。 


「わかったわ。それじゃ、割り勘にしましょう」 


「ああ」 


 そうやってカウンターへ立ったときにNPCが言ったのだ。 


『ゆうべは おたのしみでしたね』 

 

「あはは。これは、ずいぶんレトロな台詞だな。 茅場はドラクエが好きらしい」 


 その時、かちゃりと何かの金属音が聞こえた。 

 後で知ったが、鯉口を切る時の音らしい。 


 悪寒を感じた俺は、さっと脇へ飛び退いた。 

 アスナは見慣れない得物を腰へ下げている。日本刀だ。 


 左手を刀にそえ、低く腰を落とした彼女から発せられるのは、紛うことなき…… 

  

 「殺気! ……やつは、いったい…… 


 周囲が彼女の様子に気づくと、ロビーは静まりかえった。その刹那。 

  

 「九頭竜閃!」 


  

 そのユニーク·スキルを見たのは後にも先にもその一度だけ。 

彼女をからかうようなことはするまいと俺は心に誓い、それを今でも守っているからだ。 

 


 三日後、目的の場所にはアスナの方が早かった。 

  

「すまない、待たせた」 

  

「ううん。天気が良かったから、早く来ただけよ」 


 世間話を続けていると、アスナは焦れてきた。 

  

……それで、話って何なの?」 


「話というのは、まぁその~」 


「キリト君」 

 

「お願いがあって来た」 


「うん」 


 彼女の正面にたち、気をつけの姿勢を取る。 


「アスナ…… 


じっと彼女の眼を見据える。 


「な、なによ、改まって……プロポーズでもするつもり?」 


…… 


「え? ほんとに?」 


「やっぱ、ダメ、だよな」 

 

……いいわよ」 


「えっ?」 


「いいって言ったの! こちらこそ、よろしく、お願い、し·ま·す!」 


「あ、ありがとう、アスナ!」 


「う、うん」 


「でも、やっぱりちゃんと言うよ。こういうのはけじめだからな」 


「わかったわ」 


「よし…… 


…… 


「アスナ、SAOをクリアしてリアルに戻ったら、結婚しよう!」



終わり


引用元
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1347535129/ 

【SAO SS】リーファ「わ、わたしも一応女の子なんだから….恥ずかしいよ///」(アニメSSブックス)

ALOの世界樹の根本にて


キリト「この上にアスナが・・・!!」


リーファ「え、アスナ・・・って?」


キリト「?」


リーファ(「アスナ」・・・まさか、キリト君がお兄ちゃん・・・なの?)


キリト「どうした?リーファ」


リーファ「いや、えっと・・・キリト君にとって、アスナさんは大事な人なんだよね」

 

キリト「ああ、ゲーム内で出会ってもう2年以上だしな」


リーファ(やっぱり・・・お兄ちゃんなんだね。)

「あの、キリト君」


キリト「だが、もっと大事な人がいる」


リーファ「えっ?そうなの?」


キリト「・・・長い話になると思う。いいか?」


リーファ(お兄ちゃんのアスナさんより大事な人って一体誰なんだろう?)



キリト「俺は妹をものすごく愛している」

 

リーファ「ふぇっ!!?」///

 

キリト「妹以上に大事な人なんていない」


リーファ「ええっ?」ブパッ


キリト「どうしたリーファ?鼻血か?」


リーファ「いやその、えっと・・・」


キリト「まぁ俺も道着を着た妹を見るたびに鼻血が出そうになるけどな」ハッハッハ


リーファ(お兄ちゃん、ど、道着が好きなんだ・・・!)

 

リーファ「そ・・・そう。ところで、お兄ちゃ、キリト君は・・・妹さんのどんなところが好きなのかなぁ・・・?」///


キリト「全てだと言いたいが、それではつまらないだろう。まず足だ。」


リーファ「・・・あ、あし?」


キリト「俺の妹は冬だと言うのにおしげも無くムッチリとした生足を大公開しやがる。一体何度鼻血が出てくるのを我慢した事か・・・」


リーファ「ふぅん・・・そっかそっか///他には?」

(上は道着で下はショートパンツね。覚えておかなきゃ!)フンス


キリト「次に胸だな。あんな中学生あり得ない。俺は、妹の包容力の高さはあの胸部に収束していると分析する。」


リーファ「やっぱりおっぱいが大きい人の方がいい?」


キリト「そうだな、アスナに大きく勝っている点でもあるしな」


リーファ「よっしゃ」グッ

 

リーファ「あのね、おに、キリト君。もっと、なんていうか内面で・・・好きなところはないの?」


キリト「そうだな、従順さがたまらないな」


リーファ「へ、へぇ・・・例えば?」


キリト「水をかけようとしてる俺のいたずらにも気づかず、背中を向けてしまうほどに俺を信用しきっているんだ」


リーファ(あの時はさすがに怒ったけど・・・お兄ちゃんじゃなかったら警察沙汰だったんだからね)


キリト「次に、俺を「お兄ちゃん」と呼んでくれることだ」


リーファ「え?」

 

キリト「妹は意識していないかもしれないが、毎度毎度「お兄ちゃん」と呼ばれるたびに、俺の魔剣グラムが魔剣キログラムになるんだ」


リーファ「・・・魔剣キログラム?どういうこと?」

(ていうか、ぜんっぜん意識してなかったよ・・・)


キリト「そして最後に、さっきも言ったが包容力だ。」


リーファ(私に包容力だなんて・・・)


キリト「俺は妹に好かれるために頼もしい兄を目指してきた。しかしある日、妹の前で涙を流してしまった事があった。妹はそれを受け止めてくれた。」


リーファ「・・・」

 

キリト「俺、本当にうれしかったんだ。支えてくれる人がいるってことが本当にわかって、安心できた。それが、妹を大事に思う、最大の理由だな。」


リーファ「・・・お兄ちゃん、私・・・!!」グス


キリト「だから俺は妹に色んなことをしてきた。ここからはそれについて話そうと思う。」


リーファ「えっ」

 

キリト「あの日は俺が退院したばかり、雨の激しい夜だった。俺は妹の寝込みを襲うべく、妹の部屋に耳を当て、雨音の中からその寝息を聞き取り、妹が寝た事を確認した。」


リーファ「!?」


キリト「俺は物音を立てないようにするため、部屋のドアノブ、ドアを固定するちょうつがい、そして床までも改良しておいた。その努力の成果は如実に表れた。」


リーファ(え!?ええ!?いつの間に!?ていうか何のために!?)


キリト「改良したそれらからは全くもって音などでない。といっても、雨音があるから多少は大丈夫だろうが、油断は禁物だ。俺はすり足で入口から10分かけて移動し、かわいい寝息を立てる妹の横につけた。」


リーファ「じ、10分も!?」

 

キリト「ああ、こんな行為が妹にバレてしまっては絶対に嫌われる。妹に嫌われたら俺は生きていけない。」


リーファ「そ、そっか・・・」

(べ、別にお兄ちゃんならいいけど・・・///


キリト「俺は妹の寝顔を眺めた。本当に愛らしい寝顔だ。」


リーファ「・・・」///


キリト「おもむろにほっぺをつついてみた。マジで柔らかい。何度か触ったりしてきたが、俺はそのたびに細いSAOをダークリパルサーへと変化させていたんだ。」


リーファ「ちょっと最後の方よくわからないんだけど・・・」


キリト「次に、俺は十分に鍛えた腕で、丁寧に、11枚毛布を剥がしていった。剥がす時に腕がつってしまうと非常に危険だからな。」ドヤッ


リーファ(最近やけに腕立てしてるなと思ったらそういうことだったの・・・

・・・っていうか何をしようっていうの!?)

 

キリト「毛布を剥がす作業は非常に難しい。静かにするためにはゆっくり剥がせばいいのだが、季節は冬。寒さで妹が目を覚ますかもしれない。だから、素早く正確に行わなければならないのだ。」


リーファ「へ、へぇ・・・」


キリト「雨音が幸いし、素早く気づかれずに毛布の撤去が完了した。俺は手始めに妹のパジャマのボタンに手をかけた。」


リーファ「ええっ!?」///


キリト「ボタンをはずすのに3分はかかった。しかし、俺はこの3分が、妹を起こさずボタンをはずすのに使える最大の時間だと考えている。」


リーファ「いったいどこまで外したのよ!?」

 

キリト「2つ外したところで、ふいに妹の寝顔が目に入った。愛らしい、あどけない、しかし、まつ毛の長さが大人を少し感じさせる寝顔だ。」


リーファ(そんな風に言われた事ないんだけど・・・)


キリト「俺は罪悪感から、思いとどまった。しかし、外した場所から下着が見えていた。もう立派な胸だというのに、スポーツブラだった。

それは俺のダークリパルサーをエリュシデータにするのに十分だったのさ。」


リーファ「ねぇブラ見たの?ていうかさっきから最後の方何を言ってるの?」アセアセ


キリト「俺はそれを目に焼き付けた。しかし、同時に気付いた。妹の肌が少し冷たくなっている。触らなくてもわかる。俺の肌に感じた。なぜなら俺と妹は一心同体だから。」


リーファ(お、お兄ちゃん・・・)///

 

キリト「だから俺は先を急いだ。パジャマのズボンを下ろした!」


リーファ「!?毛布とか諸々の問題は!?」


キリト「瑣末なものだ!そんなの、俺のエクスキャリバーの前では無に等しいのだ!上だけで済まそうだなんてヌルすぎるぜ!」


リーファ「だからさっきからちょこちょこ出てくる剣の名前はなんなのよ!?」

キリト「俺は妹の下着をしっかり観賞した。だから俺はそこに手を突っ込んだ。もう止まらんよ」


リーファ「ちょ、ちょっと!なにやってんのっ!?だからって何よ!?」


キリト「そこに至るまでジャングルは存在しなかった。なんというか草原だった。表面は冷たかった。しかし中は熱かった。俺のエクスキャリバーも限界だった。」


リーファ「あ、ねぇ!まさかエクスキャリバーとかダークリパルサーとかってまさか!?」


キリト「お前・・・何恥ずかしいこと聞いてるんだよ///


リーファ「おまえがいうなっ!」

 

キリト「俺は妹のルグルー回廊に足を、いや、手を踏み入れた。回廊の中はむせかえるような熱さだった。」


リーファ「ねぇそんなことまでしてたの!?一応私も女の子なんだよ!?

そんな話聞きたくないっていうか本当混乱してきたんだけどっ!!」ジタバタ


キリト「俺はリーファのことを信頼している。お前も信じて最後まで聞いてくれ!」


リーファ「もう何も信じられないわよ!」


キリト「するとどうだ、なんと、ルグルー回廊から洪水が」


リーファ「きゃあああああっ!!」


キリト「なんだよリーファ。いいところなのに。」


リーファ「もうやめて!じゃぁね!」ログアウト


 

和人「ったく、リーファの奴。何だってんだよ。

俺の妹の自慢話を聞かないだなんて。」



コンコン


<お兄ちゃん、いい?


和人「す、スグ?いいよ、入って」ドキ


ガチャ


直葉「・・・あのね、私・・・えっと・・・」


和人「あ、ああ、なんだ?」(相変わらず可愛いな///


直葉「お兄ちゃんにとって、一番大事な人って誰?」


和人「そ、それは・・・アスナだよ。何としても助けなきゃって思ってる。」

(直葉だなんて言ったら嫌われるもんな・・・)グッ


直葉「・・・私はね、お兄ちゃんが一番大事なの。」

 

和人「そ、そっか、じゃぁ、いつかもっと大事なヤツが見つかるといいな。

お前だったら引く手あまただろう?」

(その引く手は逐一切り捨ててやるがな)


直葉「ううん、多分、お兄ちゃん以上の人なんて見つからないと思う。」ズイ


和人「ス・・・グ?」


ギシ


直葉「ねぇ、本当にアスナさんが一番なの?お兄ちゃん・・・」ノシッ


和人「そ、そりゃぁ・・・」

(うわあああぁ、スグが俺の上に乗ってきたよ!?

おれのエックスキャリバーがやばい!)

 

直葉「本当の事・・・言ってよ。私、お兄ちゃんのこと、嫌いになったりしないから・・・」


和人「スグ・・・、直葉っ!」ダキッ


直葉「あ、お兄・・・ちゃん・・・」


和人「俺、お前が一番大事だ!今なら勇気を持って言える!」


直葉「うん・・・」


和人「愛してるぞ、直葉。」


直葉「私も・・・」


 

直葉「私も、寝ている最中に下着の中に手を突っ込んじゃうお兄ちゃんが好きだよっ」//


和人「ファッ!?」


直葉「ふふ、今度は・・・起きてる時にねっ



終わり



引用元
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1356177062/ 

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